監修: 徳島文理大学 客員教授 中原保裕   minilogo4.gif (1162 バイト)

頭痛専科

頭痛のくすり

 PART maru2_ss.gif (636 バイト) 頭痛に用いられる一般用医薬品(市販薬)分類


  

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 体の痛みを過敏にしたり、正常な体温を上昇させるのは、体内のプロスタグランジンという物質の生成が関係しています。
  
 市販の解熱鎮痛剤の成分は、このプロスタグランジンという体内物質を減らして、それらの症状を改善する解熱鎮痛成分です。その他に効果を高めたり副作用を予防するために、催眠鎮静成分、中枢神経興奮剤、制酸剤、胃粘膜保護剤、ビタミン類などが配合されています。主な成分とその作用について説明しましょう。
プロスタグランジンの作用
   
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part2-2_3.gif (58 バイト)  解熱鎮痛成分
  
  これらは、それぞれに副作用があると同時に他の薬ともぶつかりやすいという性質をもっています。個々の成分の特徴を知ることが大切です。

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 非ピリン系で、サリチル酸系に属する解熱鎮痛消炎剤です。かぜなどによる発熱や、プロスタグランジンが関連していると考えられる頭痛、筋肉痛などの軽度から中等度の痛みに有効です。また、生理痛のようなプロスタグランジンが関与する筋肉の収縮によって生じる痛みにも効果があります。
  
 アスピリンアルミニウムはアスピリンより胃に対する直接的な副作用は少ないです。
 少量のアスピリンは血を固まりにくくする作用もあるので、出血傾向のある人は慎重に使用する必要があります。また、アスピリン喘息と呼ばれる喘息を起こすこともあります。
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 アスピリンと同じサリチル酸系に属する解熱鎮痛消炎剤で、アスピリンとほぼ共通した作用があります。ただし、胃腸障害はアスピリンより弱いといわれています。
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 非ピリン系で、アニリン系に属する解熱鎮痛剤です。これに、カフェインとエテンザミドを配合した「ACE処方」は、解熱鎮痛剤として用いられています。
 鎮痛作用と解熱作用はアスピリンに匹敵しますが、炎症を抑える(消炎)作用はほとんどないとされています。アスピリンと比べて胃腸障害は少ないようです。
  
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 非ピリン系で、プロピオン酸系に属する解熱鎮痛消炎剤です。医療用医薬品を市販薬に転用したスイッチOTC成分です。消炎作用が強いので、のどの痛みや関節痛などの炎症を伴った痛みに効果的です。
 副作用としての胃腸障害はアスピリンより少ないとされています。しかし発現率はわずかですが、発疹やかゆみなどの皮膚症状、頭痛やめまいなどの精神神経症状、喘息などが起こることがあります。
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 ピリン系の解熱鎮痛消炎剤で、スイッチOTC成分です。単独で使用するより他の系統の解熱鎮痛成分と一緒に配合すると相乗的な効果があるといわれています。
 副作用としては、「ピリン疹」と呼ばれる発疹がでることがあります。アレルギー体質やピリン系の薬にアレルギーのある人は注意が必要です。

      

part2-2_3.gif (58 バイト)  催眠鎮痛成分
  
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 末梢性鎮痛薬の鎮痛作用を高める目的で配合されます。慢性の頭痛の多くは、頭の筋肉が異常に緊張することで起こり、ストレスが関係していることが多いといわれています。このようなストレスが関係することが多いような痛みには、鎮静作用をもつ成分が効果的です。  ただし、催眠作用もあるので眠気を催すことがあります。自動車の運転や機械を操作する時などは、これらの成分を含まない薬を選んだほうがよいでしょう。発疹が起こることもあります。催眠成分はどれも依存性があるので、連用しないよう注意が必要です。

   

part2-2_3.gif (58 バイト)  中枢神経興奮成分
  
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 中枢神経を刺激して疲労を取り除いたり、眠気を取ったりしますが、解熱鎮痛剤の解熱鎮痛作用を増強する目的でも配合されます。
 コーヒーや紅茶、コーラなどカフェインを多く含ん
でいる飲食物や、ドリンク剤などカフェインを含む他の薬と一緒に飲むとカフェインの中枢神経刺激作用が過度になって、頭痛などの副作用を起こすことがあるので、注意が必要です。

   

part2-2_3.gif (58 バイト)  生薬成分
  
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 クスノキ科の植物で、ケイおよびニッケイの樹皮を乾燥させたものです。発汗と解熱を目的として配合されます。また、独特の芳香が消化液の分泌 を促進して胃腸の運動を良くする健胃作用があり、解熱鎮痛成分の副作用としての胃腸障害を軽減することが期待できます。

   

part2-2_3.gif (58 バイト)  制酸剤・胃粘膜保護成分
  
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 解熱鎮痛成分の副作用としての胃腸障害を防ぐ目的で配合されます。

   

part2-2_3.gif (58 バイト)  ビタミン類
  
 発熱で失われるビタミンを補う目的で、ビタミンBやビタミンCなどが配合されます。
   

          

作  用 成  分  名
解熱鎮痛成分 アスピリン
アスピリンアルミニウム
エテンザミド
アセトアミノフェン
イブプロフェン*
イソプロピルアンチピリン*
催眠鎮痛成分 ブロムワレリル尿素
アリルイソプロピルアセチル尿素
中枢神経興奮成分 (無水)カフェイン
生薬成分 ケイヒ(桂皮)
制酸剤・胃粘膜保護成分 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム
炭酸マグネシウム、など
ビタミン類 ビタミンB
ビタミンC、など

* はスイッチOTC成分

   

  

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