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コンタクトレンズと上手に付き合うために


 日本眼科学会では屈折異常(近視、遠視および乱視)の矯正法の第一選択は眼鏡またはコンタクトレンズであるとしており、我が国でのコンタクトレンズ装用者は現在1,500万人ほどと推定されております。これだけ多くの人がコンタクトレンズを使用している理由は眼鏡と比較して見え方が自然である、容貌の変化がないなどが挙げられ、加えて技術的進歩により使用上の様々な要望に対応したコンタクトレンズが開発されてきたことが挙げられます。

 コンタクトレンズの着想は「モナリザ」の絵で有名なレオナルドダビンチなどにさかのぼることができるとされていますが、一般に使用されるようになったのは、ハードコンタクトレンズは今から40-50年ほど前であり、ソフトコンタクトレンズはさらにその後になります。しかも、装用感などの問題から使用できる人は限られていたのが実状です。しかしレンズ素材・デザインの開発、連続装用が可能なコンタクトレンズ、さらにディスポーザブルソフトコンタクトレンズの導入により使用者の増加が加速されました。

  一方でコンタクトレンズは物を見るために透明でかつ薄い角膜という組織と接触させて使用します。角膜は体表面で最も弱い部分であり、痛みに対しても敏感です。目にあったレンズ、装用状態でないとたちまち痛み、そして角膜を傷つけることになります。
 また汚い手で目を触ると目やにを伴う眼病になることで判るように、適切なレンズケアによるレンズの清潔保持が重要です。 すなわち、普段、見え易さなどの恩恵を与えてくれるコンタクトレンズも適正に使用しないと失明に至る重大な眼病を引き起こします。したがって、今回、コンタクトレンズの利点を最大限に活用し、安全に使用することを目的に専門医の人たちにわかり易く解説してもらうことにしました。キーワードは目にあったコンタクトレンズの選択・知識と適正なレンズケアです。
日本大学医学部眼科  澤  充
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